胃カメラ検査 GASTROCAMERA
胃カメラ検査のWEB予約を行う方へ
胃カメラ検査は事前の診察は不要です。注意事項を確認し、WEBで〈胃カメラ検査〉をご予約ください。
ただし、以下の①から⑨に当てはまる方、診察を希望する方は
事前診察が必要となります。(胃カメラの相談)をご予約ください。
〈胃カメラの相談〉を受診される場合、検査日は診察時に決定いたします。状況に応じ当日施行することも可能です。
- 18歳未満の方。
- 75歳以上の方。
- 血液をサラサラにする薬(抗血栓薬)を内服している方。
- 糖尿病で治療を受けている方。
- 心臓の病気で治療中の方。
- 脳梗塞の既往のある方。
- 胃カメラ検査に強い不安を感じている方。
- 重篤な病気(がん、高度貧血、肝不全、腎不全、免疫疾患など)で治療中の方。
- 明らかに体調の悪い方(黒色便や血便が出る、強い倦怠感、食事がほとんど摂取できないなど)。
またこれに当てはまらない場合でも医師が当日診察したうえで、身体の状態が胃カメラ検査を受けることが不適当であると判断した場合は検査を行わないこともございます。予めご了承ください。
注意事項
上部・下部内視鏡ドック(自費診療)をご利用の際に保険証のご提示をお願いしております。ご確認のうえお手続きください。
胃カメラ検査(胃内視鏡検査)について
胃カメラ検査は、上部消化管である食道・胃・十二指腸の粘膜全体を直接観察できます。先端にカメラが付いたファイバースコープを使用することで、粘膜の状態を詳しく確認でき、微細な病変も早期に発見することが可能です。必要に応じて、気になる組織の一部を採取し、病理検査を行うこともあります。
特に胃がんは、早期に見つけて適切な治療を行うことで完治が見込める病気です。定期的な胃カメラ検査を行い、早期発見に努めましょう。
当院では、日本消化器内視鏡学会の認定を受けた専門医が全ての内視鏡検査を担当し、検査から結果のご説明、必要な治療まで一貫して丁寧に対応いたします。ご不明な点や不安がある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
胃カメラ検査とバリウム検査の違い
バリウム検査は、検査前にバリウムを飲んで胃を膨らませた状態でレントゲン撮影を行い、胃の内部を観察する方法です。バリウムが胃粘膜全体に行き渡るよう、検査台の上で体を上下左右に動かしていただきます。バリウムの流れ方を参考に、食道や胃の異常を確認しますが、異常が見つかった場合には、より詳しく調べるために胃カメラ検査を行います。また、バリウム検査は放射線を用いるため、ごくわずかですが被ばくがあります。
一方、胃カメラ検査では、内視鏡スコープを口から挿入し、粘膜の状態を直接観察できます。わずかな異常でも発見しやすく、必要に応じて疑わしい部分の組織を採取して病理検査を行うことが可能です。さらに、病変が見つかった際には、そのまま内視鏡による切除治療を行うこともできます。
こうした特徴から、上部消化管の病気を早期に発見するためには、胃カメラ検査の実施がより有効とされています。
経口内視鏡
経口内視鏡は、内視鏡スコープを口から挿入して行う検査方法です。
挿入時に舌の根元にある嘔吐反射を引き起こす部位に触れるため、検査中に吐き気や不快感を覚えることがあります。ただし、経口内視鏡は、鼻腔に異常がある方や重度の鼻炎がある方、鼻出血を起こしやすい方などには有効な選択肢となります。
当院では、経鼻内視鏡は鼻出血や鼻腔が狭くて入らないリスクがあるため基本的に行いません。
このような症状がある方は、胃カメラ検査をお勧めいたします
当院の特徴
経験豊富な消化器内視鏡専門医による胃カメラ検査
胃カメラ検査は、これまで内視鏡検査50,000件以上の実績を持つ日本消化器内視鏡学会の認定を受けた消化器内視鏡専門医である院長が主に担当します。
胃の病変は多彩であり、経験と専門知識が必要です。患者様への負担をできる限り抑えながら、丁寧かつ高精度な検査を行うことを大切にしています。検査に不安を感じている方や苦手意識のある方には、鎮静剤を用いた胃カメラ検査をご提案しております。患者様一人ひとりに合わせた鎮静剤を使用し検査の苦痛を最大限取り除きます。検査中は全身の状態を常に確認しながら進めますので、ご安心ください。
患者様の状態に合わせた
鎮静剤を使用した
苦痛の少ない胃カメラ検査
院長は麻酔なしでの経口内視鏡検査も長く行っており、普通の方であれば注射麻酔を使う事なくそれほど苦痛なく検査を終えることが可能です。また、検査後はすぐに説明を受けお帰りいただけますし自動車の運転も可能です。是非ご利用ください。
しかし、経口内視鏡検査では、スコープが舌の奥に触れることで嘔吐反射が起こりやすく、検査に対して苦手意識を抱く方も多いです。当院では、そうした不安や不快感をできるだけ軽減できるよう、リラックス状態で受けられる鎮静剤を使用した胃カメラ検査を行っています。
鎮静剤は本人の年齢や体格などをみながらオーダーメイドいたします。どちらが良いか分からない方は念のため麻酔の同意書を頂いたうえで両方対応できるようにしましょう。
最新鋭の内視鏡システム
「EVIS X1」を導入
当院では、オリンパス社が開発した最新の内視鏡システム「EVIS X1」を採用しています。
デジタルハイビジョン映像や高度な画像処理技術、特殊な波長のレーザーを活用することで、わずかな病変も見逃さずに捉えることが可能です。検査の精度を高めながらも短時間での実施が可能となり、患者様の負担を抑えられます。
NBI
がん細胞は急速に増殖するため、多くの酸素や栄養を必要とし、その周囲には毛細血管が集中しやすくなります。NBIは、この血管の分布を強調して映し出すことで、肉眼では捉えにくい微細な病変の早期発見を可能にする技術です。特に、超早期のがんであっても血管パターンの変化から検出することができ、がんの早期診断に大きく貢献しています。
近年では、さらなる画像の明瞭化が進み、胃がんの早期発見にも高い有用性が認められています。
ワイドアングル
当院では、視野角170度のワイドアングルに対応した最新の内視鏡機器を採用しています。
消化管にはヒダやシワが多く、通常の視野では死角が生じやすいですが、ワイドアングルによって観察範囲が広がることで、そうした死角が大幅に減少します。これにより、病変の見落としを防ぎ、より正確で信頼性の高い検査が可能になります。
細いスコープで苦痛を最小限にした経口内視鏡検査
当院では、経鼻内視鏡は鼻出血や鼻腔が狭くて入らないリスクがあるため基本的に行いません。
オリンパス社製細径カメラを導入しており、検査は鼻からも入る細径カメラを口から挿入する方法で行います。
咽頭反射が強くない方は咽頭(のど)麻酔のみ使用し、検査後すぐに説明を受けて帰れる方法がお勧めです。
条件次第で
即日に胃カメラ検査が可能
検査の予約状況や最終の食事時間など、条件が整っている場合に限り、初診当日に胃カメラ検査を実施できることがあります。
早く検査を希望される方は、お気軽にお問い合わせください。
土曜終日、早朝も検査対応
当院では、平日にお時間が取れない方にも配慮し、土曜日の終日および早朝の時間帯にも胃カメラ検査を実施しています。
お気軽にご相談ください。
胃カメラ検査・大腸カメラ検査の同日検査対応
当院では、胃カメラ検査と大腸カメラ検査を同じ日にまとめて受けていただけます。
何度も通院する時間が取れない方にとって効率的な検査方法としてお勧めしています。また、食事制限などの事前準備も一度で済むため、心身のご負担も軽減されます。
※年齢など一定の基準がございますのでご相談ください。状態により同日検査が適切でない場合があります。
半個室の
リカバリースペースを完備
当院では、胃カメラ検査後にゆっくりお休みいただけるよう、半個室のリカバリースペースをご用意しています。
鎮静剤を使用した場合は、検査後に無理に歩く必要はなく、ベッドに横になったままリカバリースペースまでの移動をお手伝いいたします。
鎮静剤の効果が切れるまで、落ち着いた空間で休憩していただけますので、検査後も安心してお過ごしいただけます。
胃カメラ検査の流れ
STEP
予約
- 検査前に詳しく相談をしたい方はまず外来を受診ください
- 胃カメラ検査の予約はWEB診察が可能です。
ただし、①~⑨に該当する方は事前の診察が必要となります。
①18歳未満の方
②75歳以上の方
③血液をサラサラにする薬(抗血栓薬)を内服している方
④糖尿病で治療中の方
⑤心臓の病気で治療中の方
⑥脳梗塞の既往のある方
⑦重篤な病気(癌、高度貧血、肝不全、腎不全、免疫疾患など)で治療中の方 ⑧明らかな体調不良の症状がある方(黒色便や血便が出る、強い倦怠感、食事が摂取できないなど)
⑨胃カメラ検査に強い不安をお持ちの方 - 当日は予約時間の15分前には当院に到着してください
- 事前に麻酔使用の有無や検査について説明し、検査の承諾をいただきます
STEP
前日
夕食は消化のよいものを夜9時までにお済ませください。それ以降はお酒以外の水分のみとしてください
STEP
当日
検査前
- 当日朝、朝食は控えてください。お水なら飲んでも結構です
- 来院時はなるべくゆったりした服装でご来院ください
- 常用薬の服薬については医師の指示に従ってください
- 麻酔を使用する場合は車、自転車やバイクを検査後は運転する事はできません
- 公共交通機関を用いてお越しください
-
窓口で簡単な問診票をご記入頂きます。必ず緊急時の連絡先をお書き頂くようお願いしておりますのでご協力ください。
検査
- 検査は10分程度です
- 静脈麻酔はなしでも検査はできます。のどの反射がそれほど強くない方にはお勧めです
検査後
- 麻酔を利用する場合はリカバリーでしっかり休んでいただきます
- のど麻酔のみの方は検査後まもなく検査結果説明をお受けください
- 1時間くらい飲食を避けてください
- 病理検査が行われた場合は詳しい結果は3週間後となります
- 次回の来院については医師の指示に従ってください
-
なるべく予約をおとりになってお帰りください
ご高齢の方や合併症を有する方の対応について
75歳以上の方、重篤な合併症を有する方、独居で下剤内服に不安がある方などで、医師が外来での胃カメラ検査が危険と判断する場合においては当院での検査をお断りさせていただことがございます。
ご了承ください。また麻酔をご利用いただけない場合やご家族の付き添いが検査を受けるのに必要と判断させていただくこともございます。
安全な検査を行うことや検査にまつわる有害事象を避け患者様の安全を守るためですので、何卒ご理解頂きますようお願い申し上げます。
胃カメラ検査後の
結果説明について
当日、病理検査がなかった方は当日説明をお受けください。病理検査結果は2-3週間後に到着します。
当院で結果をお聞きになる場合は3週間後を目安に外来に結果を聞きにきてください。なるべく次回の予約をおとりになって帰られることをお勧めしております。
紹介元医療機関で結果をお聞きになる場合は病理検査結果が出次第結果を紹介元に郵送しますので到着まで3-4週間ほど要します。
胃カメラ検査の料金
保険診療ですので当院の特別な価格設定はありません。
およその費用は下記のとおりです。
診察内容 | 1割負担 | 3割負担 |
---|---|---|
胃カメラ検査 | 1,200~6,000円程度 | 3,500~18,000円程度 |
※病理検査(生検)の有無により価格が異なります
よくある
胃カメラ検査の質問
胃カメラ検査についてのよくある質問は、以下のリンク先にてご確認ください。